じごくのにこ

幸せに生きるための考えをまとめてます。

こんなに害になる!感情に「フタ」をするということ

自分の気持ちにフタをする/我慢する/気持ちをごまかすことの危険性

「あーあ、面倒だなあ」「私は悪くないのになあ」「何もかも嫌だ…」

物事が上手くいかない時は、ついつい愚痴をこぼしたくなる時がありますよね。気分が塞ぎ込んでいるときは、自分でも驚くような言葉や考えが、心の中に浮かぶこともあります。こんな風に自然とネガティブな考えが浮かんだ時、その感情に「フタ」をしていませんか?

「こんな風に思っちゃダメだ」「もっとこういう風に考えないとダメだ」「こんなの私らしくない」…

ワガママを言ってはいけない、意地悪な事や、自分勝手なことを考えてはいけない・・・そんな風に言われて育った私たちは、自分の気持ちにフタをすることが、ほとんど癖になっているようです。バタンとフタをしてネガティブな考えをシャットアウトすれば、一時的にでも、ネガティブな感情を追い払う事に成功しますから、こういう人間になりたい!こういう人でありたい!という理想を胸に描いている人ほど、ついつい自分に厳しくなり、フタを閉めまくっています。

でも、実はこの「フタ」、想像以上に私たちの心に負担がかかっているってご存知でしたか?感情の「フタ」が私たちの心にとって危険である理由をまとめてみます。

「フタ」は一時しのぎにしかならない

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「フタ」をするということは、自分の内側から湧き出たマイナスな感情をぎゅっと抑え込み、「こうあるべき」という型に、心を無理矢理押し込む行為です。

例えばあなたが、「上司からの説教、聞きたくないなあ」と思ったとします。

あなたが、ポジティブでいたい、常に優しい人間でいたいと思っているタイプなら、「そんな風に思うべきじゃない!上司だって、私のためを思って言ってくれるんだから…」といったように、より望ましい【気持ち】こう思うべき【気持ち】で、ネガティブな気持ちを打ち消そうとします。

しかし、マイナス・ネガティブな感情であろうと、ふと思う事というのは、まぎれもなく、あなたの中から産まれたものなのです。一時的には、自分を説得させて、上司の説教を真面目に聞くようしむけることは出来るかもしれません。でも、あなたそのものが変わらない限り、あなたの中の、「イヤだなあ。聞きたくないなあ」という思いは、きっかけを見つけて、何度も何度も浮かんでくるはずです。ポジティブ思考というのは、無理矢理自分に植え付けられるものではありません。(ポジティブ思考を身につける方法については、ポジティブになりたい/前向きになる方法のページも見てみて下さい。)

「フタ」の効果は一時的なものであって、あなたの思いや気持ち、考えを、より望ましい方向に導いたりしてくれるものではありません。それはまるで、「片付け」と称して、目に見えるところに散らばった物を小さな押し入れにぎゅうぎゅう押し込めて隠しているようなもの。どんな人でも知っているように、そういう「片付け」しかしていない部屋は、一瞬はキレイになったとしても、すぐにまたぐちゃぐちゃになってしまいます。

「フタ」はあなたをみじめにさせる

気持ちを我慢すると、どんどん追いつめられる
「フタ」は一時しのぎにしかならない。でも、それの何が悪いというのでしょう?一時的にでも自分をコントロールできるなら、必要な時だけそれを使えばいいだけ…そう思うかもしれません。

でも、気持ちの「フタ」をの怖いところは、一時しのぎである故に、何度も繰り返してしまうこと、そして、繰り返すたびに、徐々に自分を痛めつけてしまうことなのです。

どういう事かというと、ネガティブなことを考えたときに、それにフタをして、ポジティブな方に考えようとしますよね。でも、上にも書いたとおり、ネガティブだったりマイナスな考えは、機会があるごとに顔を出します。それにフタをします。顔を出します。フタをします。これを何度も繰り返す事になるわけですが、ここで重要なのが、あなたはフタをする度に、【こうあるべき】姿と現在の自分とのギャップを意識するということです。

あなたはだんだんイライラします。「どうして私はこうなの!どうしていつまでも変わらないの!」

あなたは、自分をダメな人間だと思うでしょう。そして、自分に対してさらに批判的になり、さらに神経質に、自分の気持ちにフタを閉めてまわります。ずっとこんなことを続けていたら、自分は愛される価値のない人間だ、と思ってしまうかもしれません。

「フタ」があなたの人生を乗っ取る!?

自分を押さえ込むと、人生が変質してしまう

 

「フタ」があなたの人生に害を与える最悪のシナリオは、この続きにあります。

あなたは、いつまでもネガティブな考えに振り回される自分にあきれ果て、自分を憎むようになります。自分を憎みながら過ごす人生はとてもみじめです。みじめな人生なんて、誰だって耐えられませんよね。惨めな人生なんておかしい。こんなはずじゃない。そんな風に追いつめられた人間は、ついに「みじめである」という気持ちにもフタをするのです。

「私の人生は楽しい、私は私が好き、私は幸せ…」

そしてまた、同じことが起こります。フタは一時的なので、惨めな気持ちは何度も溢れてきて、閉める。そして、それは苛立ちを生みます。その苛立ちによって人生はさらにみじめになり、それにまたフタをして、それがまた苛立ちを生み…こうして、マイナスな感情を押し込めたまま、フタは幾重にも増殖して行きます。

こんなことを繰り返せば、あなたはもはや自分の本当の気持ちとはなんだったのか思い出せなくなり、人生に喜びなど見いだせなくなるでしょう。気持ちにかぶせる「フタ」は、簡単に人の人生を乗っ取ってしまうのです。

まとめ

感情にフタをせず、ありのままの気持ちを受けとめることは、幸せな人生を歩む上でとても大切なこと。
「フタ」に人生を乗っ取られている人というのは、意外なほど多いものです。

公開日:
最終更新日:2015/03/31