じごくのにこ

幸せに生きるための考えをまとめてます。

「いい人」を止めよう。美学を持って生きるということ

   

私たちは幼い頃から、「いい子でいなさい」「いい人でいなさい」と言い聞かせられながら育ちます。

大人になってからも、常にいい人ででいなければいけないというプレッシャーを感じている人は少なくありません。

しかしニコは、「いい人」を目指すべきではないと思っています。

もちろん、悪い人になれという意味ではありません。

しかし、「いい人でいる」という行動指針は、実は非常に不安定で頼りなく、周囲も本人も不幸にすることが少なくないのです。

「いい人」のマイナス面

いい人って、どんな人だと思いますか?

周囲に迷惑をかけない人。周囲に好かれる人。周囲を大事にする人。怒らない人。優しい人。

おおよそこんなイメージを浮かべるのではないでしょうか。そして実際、このようなことを心がけて生活しているという人も多いのではないでしょうか。

しかしそれぞれの要素について、よくよく考えてみましょう。

周囲に迷惑をかけないようにする、周囲に好かれるようにする、周囲を大事にする、怒らない、優しくする…。

これらは全て、周囲の評価を軸にした行動ですから、このような考えで「いい人」を目指していると、周囲にどのような人がいるかによって、あなたの行動が影響されることになります。

例えば、周囲の人がいっせいに陰口を言っているとき、「いい人」ほど、その陰口に積極的に加わろうとします。逆に、周囲の人が全く陰口など言わない状況では、「いい人」もまた、陰口を慎みます。「いい人」の行動指針は、周囲に合わせ、周囲に同化することだからです。

「いい人」は、よく言えば慎み深く優しい人ですが、悪く言ってしまうと…そして、この悪い面を私は強調したいのですが、「流されやすい人」なんですね。

「流されやすい」ことの何が悪い?

と、感じる方も多いかもしれません。周りに合わせて、みんなと足並みを揃えることの何が悪いの?と。

しかし、「流されやすさ」には、非常に危険な面があるのです。

たとえば「いじめ」の問題。先頭に立っていじめることだけでなく、いじめを止めないこともいじめである、とはよく言われていますが、ご存知の通り(みなさん、この立場になったことがあるでしょう)、いじめを止めないのは、悪い人間だからではないのです。みんなと足並みを揃えて、周囲に好かれるように振る舞おうとすれば、いじめを止めるという選択肢は消えてしまうのです。

いじめは極端な例かもしれませんが、「いい人」の最大の問題は、自分が属している集団の中で、何かよくないことが起こっている時、それを変えることができないことです。

また、「流されやすい人」は、自分の価値を信じることが難しいです。なぜなら、流されやている時、人は自分という存在を周囲に溶け込ませ、本当の気持ちを押し殺すから。本当の気持ちを押し殺すことは、自分の存在を否定することなのです。

美学を持つということ

いい人でありたいと願うことは立派なことです。隣人を愛し、慈しむ気持ち。

しかし、常に問いかけることが大事です。

「いい人とは何であるか?」と。

万人から見て常に良い人間であろうとすると、必ず周囲に流されてしまうことになるのです。全ての人から認められる人間になるなど、元から不可能なことなのですから。

あなたなりのいい人像を持ち、その像を基準にした美学を持つことが大切です。

先の例を使うと、周囲のひとが陰口で盛り上がっている時、逆に、誰も陰口を言わない時。ポリシーを持った人は、周囲に流されることなく自分の美学に沿って行動することができます。

「私はどんなことがあろうと、陰口には加わらない」という人もいれば、

「私は、陰口は悪いことではないと思っているから、周りにかかわらず陰口は言う」、

「時には陰口に加わることもあるけど、最後には相手に関するフォローを入れるようにする」、「陰口を止めるよう注意する」などなど。

人によってポリシーは違います。ここに書いた行動は、どれも、単純に「どれが良い行動で、どれが悪い行動」などと評価できるものではありません。

実際のところ、世の中のほとんどの状況において、絶対的に「良い」行動などありません。さまざまな「良い」行動の中から、自分が思う「良い」を選んでいくしかないのです。

美学を持ちましょう。美学はあなたの芯となり、やがてあなたの自信になります。

周囲に流されずに自分の考えを尊重した時ほど、自分を誇らしく思えることはありません。今度周囲に流されそうになったら、一呼吸置いて、自分の考え方、自分なりの美学を思い出しましょう。

「他の人がどう行動するかはわからないし、それは私には関係ない。私は私の美学に基づいて、この行動を選択する」

美学に基づいた行動は美しいものです。

ちなみに

最近ニコが感動したのは、コンビニの店員さんの行動です。

70代くらいの男性店員なのですが、お客さんの様子をよく観察し、その人一人一人にあった接客を実践していました。

コンビニですから、どんなに丁寧に接客しても、それでお給料が上がるわけではないのです。雑にやっても、丁寧にやっても変わらない。でも、彼は丁寧にやっていました。

何故かと考えると、それが彼の美学であるからとしか言えないのです。

ね、美学を持った行動って素敵だと思いませんか。

ニコ

 

 - 美しいということ, 自分を愛するということ