じごくのにこ

幸せに生きるための考えをまとめてます。

人は外見か、それとも中身か?

   

おえかき - 61

「すっごく性格のいいブサイク(ブス)と、すっごく性格の悪いイケメン(美女)、付き合うならどっち?」

…もはや究極の選択の代名詞と言ってもいいこの質問、誰でも、一度は投げかけられたことがあるのではないでしょうか?

まあこの質問は、雑談の中のちょっとしたネタに過ぎませんが、世の中にはなんとなく、「外見」と「中身」を対立させるような構図が出来上がっていますよね。

「人間はやっぱり中身が大事」というのが世の中の一般的意見で、「外見ばかり気にしている」という言葉は、暗に、「中身のことは放ったらかしで人間的に成長していない」という意味を含んでいたりしますが、その一方で、「人は見た目が9割だ」といったような過激なタイトルの本が書店に並んでいたりする。

でも、外見か?中身か?というこの質問、そもそも、質問の設定がおかしい、というのがニコの考えです。

外見と中身は、分離したパーツではない

外見と中身を対立させて、どっちが大事かという議論を行う時、人は、あたかも「中身」と「外見」が、独立したパーツであるかのように想像しています。

例えば上の「性格のいいブサイクか、性格の悪いイケメンか?」という質問にもそれは現れていますよね。まるで、世の中には性格のいい中身と性格の悪い中身というパーツがあって、それとは別に、美しい見た目と醜い見た目というパーツがあって、それらをあれとこれ、これとあれ、という風に色々組見合わせたり貼り付けたりするような感じ。

でも、このように、「中身」と「外見」を、人間に属している別々のパーツのように考える前提が、そもそもおかしいんではないでしょうか。中身と外見は相互に影響し合う、決して切り離せないものなんです。

例えば顔にコンプレックスがあると、人前に出るのが苦手になったりします。人前に出るのが苦手だと、他人とのコミュニケーションが下手になるかもしれない。人とのコミュニケーションが下手だと、人間関係で失敗して、人嫌いになるかもしれないし、失敗をバネに、徹底的にコミュニケーション技術を磨くかもしれない。

逆に、とても引っ込み思案な性格の人は、髪型やファッションも、無難でおとなしいものを選択しがちかもしれないし、逆に、そういう性格を克服するために、頭を急に派手な金髪に染めたりすることがあるかもしれません。

ここにあげたのは分りやすく極端な例ですが、あなた自身も、自分の見た目が中身に影響していること、あなたの中身が自分の見た目に影響していることを否定はできませんよね。

美味しいだけで儲かる店なんてない。

当然、人として最も大切なのは中身です。

なぜなら、人は、中身でコミュニケーションをとる生き物だからです。

どんなに見た目が美しくても、人として信頼できないような相手とは一緒にいることはできません。

しかし、だからと言って、外見をないがしろにしてもいい、なんて結論付けるのはあまりにも極端だし、なんというかその考え方自体が、コミュニケーションのセンスに欠けていると言わざるを得ません。

それはまるで、「美味しい料理さえ作っていれば、店構えや接客態度はどうでもいい」と言い張る飲食店のようなものです。

人は、外見を消して、中身だけで生きることはできません。まだ自分と話したことのない他人からすれば、外見こそが自分の全てなのです。

外見と中身は、人の存在の二つの表れであって、分離可能なパーツではないのです。

外見か?中身か?何て議論、意味がないってことがわかりますよね。

 - 美しいということ